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スプライス道具

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今回は私のスプライス道具(ダブルブレイドclass1用)を紹介したいと思います。モットーは「お金をかけずに、しかも使いやすく」です。

Rimg0050

①テキスト
サムソンのスプライス本とブライアン・トス御大のスプライス本の2冊。基本的にサムソン方式を採用しつつ、要所要所でトス先生のアイデアを組み込む感じにしています。ちなみにサムソンのやつはダウンロードできます(こちら)。

②ワイヤーフィド
イギリスのショップ"TreeWorker"製のワイヤーフィドです。写真だとテキストの上で一周してるやつ。最強に使いやすいです。是非手に入れてほしい。私はトスワンドを持っていませんが、たぶんこっちのほうが使いやすいと思います。特に8mmコードをスプライスする時とか。
ピアノ線の両端にカラビナを取り付ける穴があるだけの単純な作りなんですが、自作するとなるとかなり難しいらしいです。まあ適当な針金で作ってもいいかと(強度は落ちます)。形は全然違うものの、アメリカのTreeStuffでも同様の製品が売っています。

③カッティングボード
100均で購入したもの。定規代わりに使っています。別にいらない。

④はさみ
家庭科の裁縫セットに入っていた裁ちハサミを流用しています。高性能繊維も一応切れます。けどもうちょっと良い奴が欲しいっす。

⑤マーカー(黒と赤)
黒いマーカーはレスキュージャパンで買った"ラブアダブマーカー"。繊維を侵さないペンです。普通のマジックは気分的に厭なのでこれを使っています。赤色はFreeWorkerで買った"edding30"。これは繊維を侵さないのかどうかわからんけど、わざわざfreeWorkerで売っているくらいなんだから大丈夫じゃね?という軽いノリで使っています。
基本的に黒色で、黒色や緑色のストランドにマークするときは赤色を使っています。ロープに黒色のストランド使うの止めてほしい(泣)。

⑥ビニールテープ
適当にホムセンとかで買ったビニテ。

⑦編み棒
100均で購入しました。かぎ爪なし。ストランドをほじくる時に使います(外皮からコアを抜き出すときとか)。かなり便利です。たまに先端が折れますが、100均だから気にしない。チューブラーフィドの押し棒にもなります。

⑧SAMSONのチューブラーフィド
以前はこれでスプライスしてました。現在もっぱら定規として使っています(Samsonのスプライス本はこれを基準に長さ指定されているから。フィドの長さは本に書いてあるので絶対必要という訳でない)。
今でもコアにテーパー化した外皮を突っ込むときはこれでやっています。今回の話題から外れますがTenexのスプライスもこれでやってます。

⑨ゴムハンマー
ホムセンで購入。なんとなく白色が良かったんで。

⑩Whippngセット(針、トゥワイン、木の板、スニップス)
針は海外ショップで買った専用品です。強度が欲しいので。よく見失うので余ったトゥワインを通しておくように決めています。トゥワイン(白い糸)はWesSpurで買ったもの。日本のマリンショップでも買えます。

木の板は別になんでも。(これは旅行で立ち寄った岐阜県の白鳥森林組合の木材ショップで記念に買ったやつ。ダケカンバだったかな?) 針を保護するためのものです。こういう感じで使います。針が通りにくい場合はロープをトントン叩いて。Sailmaker’s Palmの必要性を私は感じません(あれつけるとテンションあがるんですけどね)。

Rimg0051_s

スニップスはハサミとして使いません!針をひっこぬくときに使います。グリップ部分が大きいので、しょうもないプライヤーより使いやすいです。使い方は写真を参考にしてください。この部分はプラスチック製なので針を傷つけません。本来の使い方を無視しすぎですね(笑)。

P1060818_s

P1060820_s

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とまあ、こんな感じです。わざわざ海外から買わないと絶対駄目なものってない気がします。とは言え針とトゥワインは海外通販のついでにポチるほうが気楽かもしれませんけど。

あと、私は別にダブルブレイドのスプライスを推奨しません(Tenexのスプライスはマスターしたほうがいいと思います)。クライマーにとって必須技術じゃないです。ロープ構造の知識が身に着くつくので遊びでやるのはアリだと思いますが、そのスプライスアイを現場で使うとなると話は変わります。もし間違ったスプライスをしていた場合、重大な事故に繋がります。私はお店でスプライスしてもらう方が精神的に楽ですねー。

(最後に。今回紹介した道具は色々な方のアイデアを拝借しています。教えてくれた方々に感謝!ほんとにありがとうございます!)


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