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DMM 「アクシスAxis」の魔力

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DMMが今年の頭に発売した「アクシスAxis」っていうスイベルをご存じでしょうか。公式サイトはこちらから。

まあ簡単に言うと単なるスイベルなんですけどね、これの紹介動画がすごいんですよ。初めて見たとき、「うわぁぁぁっぁぁ!そんな使い方あったのかああぁぁあぁぁ!」って変な声出ましたもん。

私にはスイベルのブリッジ側をアンカーポイントにするっていう発想がありませんでした。これはいい!

以前はセコイアのブリッジにスイベルを導入していたんですが、結局あんまり使わなかったんです。スイベルの回転がむしろ邪魔で、うまく体のバランスがうまくとれなくて。なので一カ月くらいで見切りをつけてやめました。

でもダブルクロッチを多用するようになり、スイベルがあった方が絶対便利だわと感じることが最近多くなってきました。例えばダブルクロッチで宙吊りになっている時。スイベルがないと体の向きが固定されてしまいます。

つまり私にとってスイベルは「普段は邪魔で仕方ないんだけど、たまにすごく欲しい」機能なんです。

そこに彗星の如く現れた、「スイベルのブリッジ側をアンカーポイントにする」という発想。こうすれば普段はスイベル機能を使わずにすみ、その上スイベル機能付きの新たなアンカーポイントが増設できる!そしてメインのDdRTシステムにスイベル機能が欲しいときは普通にスイベルとして使えばOK!

もう完璧ですわ。この動画を初めて見た時点でAxisが欲しくて欲しくてしょうがない。でもちょうどその頃(12月頃)はまだ発売前だったか、品切れ中だったかで買えなかったんです。で、そのまま忘れていたのですが……今日もう一度この動画を見ちゃった。そしてやっぱり欲しくなっちゃった。そんな君はまるで魔性の女のよう。しかも品切れしていない。あちゃー。

うーん、しかしながら、私は既にスイベルを持っている訳なんですよ。Black Diamondのローター。さすがにふたつもいらないし、ローターをAxisっぽく使えばいいじゃんと自分を納得させようとしたら、ふと、Axisの良さに余計気付いてしまったんです。

その1) 角がない
DMMお得意の丸みを帯びたフォルム。見た目が優雅ですし、なによりロープ類を直接取り付けても大丈夫ってのが素敵。BDのローターも最低限の面取りはしてあるので、セコイアのブリッジ(厚みのあるスリング)なら問題ないとは思いますが……。

その2) 扁平型のリング形状
これこそがAxis最大の特徴と言えるのではないでしょうか。基本的にどこのメーカーのスイベルでも真円に丸いリング形状をしていますが、対してAxisは縦にぐちゃっとつぶした楕円形。

リングの付け根部分に注目するとわかるんですが、Axisはここにカラビナが収まることも想定して作られている気がします。こんなスイベルはたぶんこれだけじゃないかな?

スイベルのブリッジ側をアンカーポイントにすると、付け根部分を引っ張り合うような格好で荷重がかかるはずです。そこしか180°で安定する部分がないですから。

しかしスイベルは鉛直方向に荷重がかかるのが基本ですから、普通のスイベルであるローターにそんな方向でがっつり荷重をかけていいものかどうか。
Axisは間違いなく想定済みなので大丈夫だけど、ローターは……うーん、メーカーに問い合わせてみないとわかんないです。

【結論】
さあどうしよう。こうやって記事にするとやっぱ欲しくなるなあ。予算の都合上ZIGZAGを諦めることになるけど、Axisの魔力に取りつかれてポチってやろうか。うむむむむ。

全然関係ないけどなんか逆襲のシャアが見たくなってきたなあ。

(余談)
一応誤解のないように言っておきたいのですが、BDのローターはちゃんとした良いスイベルですよ!ベリーグッドですよ!

DMMのAxisが圧倒的に特殊なだけで、それを普通のスイベルであるローターと比較して変な言いがかりをつけている私のほうがおかしいんです。言うならばDMMのリボルバーと普通のカラビナを比べて「プーリーがついていないし」って駄目出ししているようなもん。そりゃおかしいでしょ。

私はブラックダイヤモンドと日本代理店のロストアローが大好きなので、こんな使い方をしない誰かがこの記事を見て、ローターに悪印象をお持ちにならないことを切に望みます。


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