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SCARPA ”TreetecⅡ”はお洒落である(追記あり)

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今回はSCARPAの靴、”TreetecⅡ”のご紹介です。個人的にフットロックの練習用シューズとして使用しています。

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ドイツのFreeWorkerさんで買いました(リンク)。TreetecⅡっていう名前はこのお店限定のネーミングっぽいです。(追記:正式名称が判明しました。SCARPA”Dharma Pro”です。ダルマかよ…。)

スカルパに元々ZENリンクっていうアプローチシューズがありまして、これの別注ミッドカットモデルになります。ZEN自体はローカットモデルでして、日本でも流通しています。スカルパの代理店はみんな大好きロストアローさんです。

アプローチシューズとは、ロッククライマーが岩場にたどり着くまでに履く靴を指します。このカテゴリーは木登りに流用できそうな製品が多いんですが、あまり店頭においていないのがネックです。特に関西はほとんど店頭にありません。

以前ロストアローさんに”ZENのミッドカットモデルを売っている海外のお店があるんですが、正式名称わかりませんか?”とお聞きした事があります。カタログにそのような靴は載っていないとのことでした。

[フットロックに最適な靴はどんなの?]
私の友人にフットロック馬鹿のO君ってのがいます。実に素敵なオトコでして、道具のチョイスも素敵です。O君って書くと親しみがわかないので、今後ブログでは”ハリー”って呼ぶことにします(なんとなく)。この靴はハリー君が買うって言ってたから真似したようなもんです。そんなハリー君のフットロック用シューズに求める条件はこちら

  1. 靴紐を通す部分が金属じゃない
  2. 靴の内側が擦れに強い構造であること
  3. 靴底が平らで堅い
  4. かっこいい

フットロックをやってる方なら理由はだいたいわかるかと思います。1番の理由はロープを靴でロックするときにロープを傷めないように、2番の理由はロープの摩擦で靴の内側がすぐへたるから、3番の理由はロープをロックしやすいように。4番は言わずもがな。

[TreetecⅡを様々な角度から撮ってみた]
↓まずは正面。つま先もしっかりガード。
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↓横から(内側)。土踏まずにオレンジ色のプロテクターが見えます。ウレタンっぽい素材です。この存在がハリー君の心をくすぐったようです。P1010205_s

↓横から(外側)。こちらにもプロテクターがあります。ばっちりです。
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靴裏。きたねー。ビブラムソールです。堅めのソールだと思います。
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[使い心地は?]
普通に靴として履き心地がいいです。街に履いていったりするくらいです。クッション性があります。これは中敷きの素材も影響しているかも。この靴は幅広なので日本人の足にもよくフィットします。普通に使いやすいです。

木登りするのにローカットの靴は足首がフリーになりすぎて使いにくいと思っています。くるぶしくらいまでは保護してほしいですし。(ITCC2011のルールでも”くるぶしまで保護する靴を着用すること”という記載があります)。その辺の事情でこのようなミッドカットモデルが発売されているのかな?と考えています。

フットロックは非常にやりやすいです。私はほとんどフットロック登攀しないので説得力ありませんが、ハリー君がやりやすいって言っていたのでそうなんでしょう。

ただ、私は普段ハイカットの登山靴(キャラバンGK-68)を履いて仕事をしていますので、ミッドカットになんか馴染めない。それにGK-68に比べると靴底が堅く、感覚の差がちょい気になります。慣れるくらい履きこめていないってだけなんですが。

そうそう、この靴は防水性がありません。

[サイズ問題]
靴を海外から買う時に一番困るのが、サイズがよくわからないって事でしょう。この靴のサイズはZENを履いてみればわかるんですが、ZENが店頭にあるような店はたぶん関東にしかないと思います。今年アタマの段階で関西には一軒もなかったです。

しかもFreeWorkerで選べるサイズが超豊富で逆に困ります。ハーフサイズまでありますからね。私が買ったので40 1/2サイズ(EU)。40にしても良かったかなと感じます。足の幅はあまり気にせずに、足サイズで選んでいいかと思います。
(参考:普段履いている靴のサイズ。スパイク地下足袋24.5cm。登山靴(GK-68)26cm。クロックス24cm。)

[余談]
靴を海外から購入すると関税が結構かかります。覚悟しておいてください。


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ども、フリップです。ここ最近の昼夜の気温差に苦しめられています。昼間は28度、夜は12度ってなんやねんって感じです。私はこう見えて病弱ですので、こういう季節はすぐに風邪をひきます。ゲホゲホ。

【GERDEXが面白そう】
絶妙な語り口調ですごく親しみやすいと評判の「silkyなladiesのブログ」を皆さん読んでおられるでしょうか。 最新エントリのこちらの記事を読んでて初めて知りました。

第五回 国際ガーデンEXPO!略してGERDEX!リンク) 日程は10月13~15日。会場は幕張メッセ。…遠いなあ(遠い目)。

林業やっていると造園とか園芸方面に疎くなってしまいがちですが、アーボリカルチャーを目指すならこの辺の事も押さえときたいですしねー。そんなん抜きにして、たくさんの道具を見てニヤニヤしたいだけですけどね(笑)。ほんと面白そうだなー。シルキー新製品も見たいですし。

【ベンチレーション最高です】
PFANNERのベンチレーショングラディエイターを八戸森林組合さんから購入しました。ほんと最高です。素晴らし過ぎます。チェーンソーパンツが暑いだなんて気のせいやったんや!詳しくはまた記事にします。

私が勝手に心の師匠と敬っている、だんさんもレビューされていますので是非ご一読ください(こちら→DF-Factory記事「通気性」)。
(ちなみに執筆現在、八戸さんのベンチレーション在庫は極僅かだそうです。というかメーカー在庫が少なくなってきているらしいです。世界中で爆売れって事かしら?)

【林業現場人Vol.5 本日発売!】
という事にさきほど気付きました。Amazonで急ぎ注文すると…10~14日待ち!しまったー予約すりゃよかった!

今回のテーマは「特殊伐採という仕事」ですからね。もう興味津津なわけですよ。届くのを待ちわびます。林業やってるなら林業現場人はマストアイテムっすよ。バックナンバーも興味深い特集ばっかりです。面白すぎます。

【あの動画の第二弾が登場】
巷で話題の和太鼓(かどうかは知らないけど)動画(リンク)の第二弾がYouTubeにアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Gg4uz02VEEU&feature=player_embedded

おおっ、なんかお金がかかってそうな動画になってる!ARTめ~。でも音楽は前のやつのほうが素敵ですよね。動画自体もスパイダージャックって感じじゃないですし。

【シンチ+ダイナミックロープ問題】
TreeToolsBlogのこちらの記事にて、シンチ問題を取り扱っています。興味ある方はどうぞ→ http://treetools2009.oncentre.co.nz/_blog/Treetools_Blog/post/Dynamic_lanyardTrango_Cinch_debate_revisited/

シンチをランヤードアジャスターとして使う場合、やはりダイナミックロープを使うべきであり、更なる理由があるんだぜ(という意見がある)って内容です。

【シルキーは素晴らしい会社だと思う】
ドイツの木登り道具屋さんFreeWorkerのサイトをふらふら見ていたらこんな記事を見つけました。一年前の記事ですね。これぞ日本魂って感じのいい写真ですよねー。シルキーの宮脇専務、素敵だと思います!

【剪定本買いました】
An Illustrated Guide to Pruning 」っていう剪定本を買いました。ISAでも売っている本でして、お盆前に日本のAmazonで調べたら普通に売っていたという(笑)。私が見た時は発売前で予約扱いだったんですけど、その後2回くらい発送延期を喰らいまして、諦めてアメリカAmazonで買うかなーと思っていた矢先に発送したとの連絡が!あぶねーあぶねー。もう注文は受け付けていないみたいですね。マーケットプレイスから購入できますけど。

今回買ったのは第3版。明日くらいに到着予定です。林業やってるんで剪定がさっぱりわからず苦手意識があります。それを少しでも解消しようと今回購入したわけなんですが、さー英語との戦いが待ってるぜ!

【そういやこんな本も買いました】
ふっふっふっ、ついに見つけたハニーハンター本!ああ素敵、もう最高。

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Pfanner「ベンチレーション・グラディエイター」其の一 写真編

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Pfannerのチェーンソープロテクティブパンツである「ベンチレーション・グラディエイター」について書いてみようと思います。今回は写真と簡単な説明のみ、使い心地などは次回に書きます。

pfannerの直営ショップでこれを見る→Ventilation chainsaw protection trousers

【ちょっとしたスペック】
防護範囲 タイプA
防護性能 クラス1(20m/s)
ポケット…前面2つ、背面1つ(右側のみ)、右足クサビポケットと小ポケット、左足1つ。

写真はSサイズ、ショートレングス(-5cm)です。ベルトもpfanner製のもの。

【全体像】
↓まずは前面。
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↓右足側。
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↓背面。
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↓左足側。
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【各部詳細】
前面のベルトループ下部にメッシュ生地(ちょっと赤みががっている部分)がつけられていて換気性の向上に貢献しています。
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背面の太もも裏にも換気用のメッシュが。ファスナーで開閉可能になっています。かなり大活躍してます。
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左側のポケットはベルクロ留め。けっこう大きいです。
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右側のクサビポケット。国産の中型クサビだと無理やり突っ込む感じ。海外製のクサビは厚みが薄いので、もう少し収納しやすいと思います。このポケットは底が深いくせに間口が狭いので、小物をいれちゃうと簡単に取り出せません。
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ここにもポケットが。携帯電話がすっぽり入ります。便利で気にいっています。
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このクサビポケットは底部が浮いています。クサビをいれていてもズボンが突っ張ることはありません。
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旧グラディエイター(グラディエイター・クラス1)との比較。両方ともサイズは同一です。ベンチは青が強い灰色。くるぶしの強化部(黒い部分)が広がる、腰のガードが大きくなる、などに改良が見られます。
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裾をめくってみました。旧のほうはレッグゲイタ―が見えます。チェーンソー保護繊維の部分(白いシートみたいな部分)も注目してください。どちらもクラス1の性能なのにベンチの方が薄いです。この繊維が新規開発できたからこそ、ベンチレーションタイプが製造できたんだと思います。
旧のほうは裾の折り返した部分が赤白いですよね。これがコーティングなのかな?ベンチはこういう加工していません。コーティングの意味は未だわからずです。
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旧グラディのレッグゲイターはこんな感じで着用します。木屑の侵入阻止用です。ブーツだと靴紐に引っ掛けます。地下足袋には装着できません。
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チェーンソー保護繊維が守ってくれる範囲は「前面+左面」です(旧グラディも同様)。左面とは、写真でオレンジ色の部分まで(前面を守ってくれるのは当然なので色を塗っていません)。
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太もも裏ファスナー付近はガードなしです。こちらの写真、色塗りしていない部分はすべてノーガード。
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履かずに横に置いた状態。膝付近が立体縫製されているのがわかります(旧グラディも同様)。グラディエイターを履いていて、生地が突っ張って動きにくい思いをした事はありません。すごく体を動かしやすいです。
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以上です。ちなみに現物はオイルで既に汚くなっています(汗)。あぁなんかもったいない。こんな写真がみたい、ここをもっと知りたいなどあればコメントください。

使用感などは次回に!

Pfanner「ベンチレーション・グラディエイター」其の二 感想編

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前回に続きまして、ベンチレーション・グラディエイターの使用感について書いてみようと思います。

今回、八戸森林組合さんから購入しました。日本で買えるっていいことだ!八戸森林組合さんのブログにもレビューが書いてありますので参考にしてください。だんさんのブロクにもレビューがあります(こちらの記事)。

【使用感:換気性バツグンだな、こりゃ】
使用歴は現在2週間くらいでしょうか。仕事の時はいつも履いています。サイコーです。一番暑かったときで気温25℃~28℃くらい。チェーンソーズボンを履いていることが特に気になりません。すごい!(もちろんチェーンソーズボンなしの方が涼しいですよ。当然です。)

暑苦しく感じたのは、ズボンを履いたままクルマを運転した時。SawPodでノコギリを足に装着した時も暑苦しく感じました。換気が上手くできないせいだと思います。

太もも裏の換気ファスナーは基本的に全開にしています。かなり換気性に貢献しています。
ただ、このファスナーを閉めるとちょっとした問題が。これは太もも裏に配置するように設計されていると思うんですが、私は短足なので膝裏にきちゃいます。するとファスナーが膝裏に当たり、歩くたびに違和感を感じます。今の時期はいいですが、冬はどうしたものかなあと思案中です。

ズボン生地の通気性能も良好です。汗の吸収・発散がとにかくスゴイ。汗ばんでもジトジトした不快感はあまりないですね。そのかわりポケット内部は湿気がこもります。携帯電話をいれておくと濡れている事が多いです。

まーとにかくいいですね。愛用しています。

【ウェストサイズ選び】
もし購入する気になったとしても、サイズ選びに困る人が多いかと思います。私も困りました。XSにするかSにするか…。結局選んだのはSサイズ。在庫の関係で選択肢がなかっただけですけど(笑)。

でもSサイズにして良かったと思っています。ジャストフィットより、ちょい緩めのサイズを選ぶ方がいいような気がします。

Pfannerのズボンのウェストサイズ
XS…80cm
S…86cm
(以下6cm刻み)

私のウェストサイズは75cmくらい。履いているのはSサイズ。ベルトをしないと腰骨を通過してしまいます。けっこう緩いです。でもこれでちょうどいいサイズなんですよー。XSだとたぶん太ももが窮屈かなと。換気のことも考えると、緩めのSサイズでばっちり正解だったと思います。

【ズボン丈選び】
あとPfannerの特徴としてズボン丈(レングス)を選べます。これがあるからPfannerを選んでいるようなもんです。SIPSのズボンとかも履きたかったなあ…(遠い目)

ノーマル…80cm
ショート(-5cm)…75cm
ロング(+8cm)…86cm

私は短足なのでショートしか眼中にないです。これでもまだ長いくらい。足元で余りまくっています。ブーツタイプの靴を履いて仕事するなら問題ないですが、スパイク地下足袋と合わせられません(裾をふんじゃう)。

【ズボンをとるか、地下足袋をとるか】
ベンチレーショングラディエイターに限らず、チェーンソー保護ズボンを着用するならスパイク地下足袋をあきらめた方がいいと思います。見た目がおかしくなります。それにズボンの裾を踏んじゃいます。踏まないようにジャストサイズを買うと、今度はしゃがんだ時にくるぶしが露出してしまうのでかっこ悪いです。

どうしてもスパイク地下足袋を捨てられないなら、いっそチャプスのほうがいいと思いますね。私もたまにスパイク地下足袋を履きたい現場があるのでチャプス購入も検討しています。くそー、お金が全然貯まらない!

【注意:使用用途について】
このベンチレーションズボンは保護タイプAです。前面だけに保護繊維がはいっています。山仕事で使用するならこれで充分なんですが、特伐向けではありません。

特伐で使うならタイプCを選ぶべきです。足全面を保護してくれます。樹上ですと思わぬ体勢で思わぬ部位をやっちゃうもんです。本来なら上半身も保護してくれるオーバーオールタイプを選びたいところです。(PfannerにもタイプCモデルはありますが、残念ながらベンチモデルはありません。)
「山仕事もしつつ、特伐もする」っていう私のようなタイプの人は、ベンチモデル&タイプCモデルの2着体制が一番理に叶っていると思います。

(余談)え、「お前の持っている旧グラデもタイプAだろっ!」って?そうなんですよー(泣)。タイプCを買う予算ができたのでいざ購入!と思ってた矢先のベンチモデル登場でして…その予算使っちゃったんですよね。えへへ。危険性はすごく感じていまして、今年度中にタイプCを購入予定です。

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いやー毎日毎日寒いですね。すっかり秋が深まってきました。…え、もうすぐ11月?もうすぐ今年も終わり?!や、やばい、色々頑張らねば…。

【新しいアーボリスト系情報誌がでるよ!】
ISAのArborist Newsは学術的な感じがしますが、こっちはもろ現場系って感じでしょうか。プレビュー読む限りおもしろそうなんですよねー。道具好きにはたまらなさそう。11月3日発刊ですって。こちら→http://www.arbclimber.com/

【不思議な道具もあるもんだ】
オランダの木登り道具メーカー「Shizll」をご存じでしょうか(私は全く知りませんでした)。ここの製品に「Rope Slider」ってのがあります。何と言いますか、エイト環を90度ねじ曲げたような器具。何に使う道具かはリンク先をご確認ください。実はちょっとだけ欲しい。ちなみに「No PPE!」です。

【不思議な道具もあるもんだ その2】
レスキュージャパンの通販ショップにて、破断強度40kNのアルミ製カラビナが発売しています(こちら)。その名もG-FIRST。オメガパシフィックの製品だそうです。木登りで使うなら…リギングのときにアルミ製のリギンクプーリーと組み合わせるとか?うーん、あまり思いつかないです。まあ私はスチールでいいかな。一個くらい試しに買ってみたい程度。って別に不思議でも何でもないですね。

【不思議な道具もあるもんだ その3】
サンコーレアモノショップにて、サングラス型ビデオカメラが売っています(こちら)。樹上の動画撮影に使えると思いませんか、これ。(サングラスの破損が怖くて、伐採仕事の時は使いたくないですけど。)GoProがもう少し安けりゃなあ。あ、ちなみにGoProは確かアマゾンでも売ってます。

【不思議な道具もあるもんだ その4 suh-roo-gee】
上のリンクを作るためにシェリルのトップページを見たら…。あ、あれ?これって…これがsilkyなladysさんブログでちょろっと触れられていたあれのあれ?
(追記:日本では11月11日、ポッキーの日に新発売だそうですよ。その名もツルギ!詳しくはSlikyなladysさんの記事を!(リンク))

【林業機械展】
11月20日(日)、21日(月)の二日間にわたって、奈良県五條市にて「2011森林・林業・環境機械展示実演会」が開かれます。あぶねーあぶねー、すっかり忘れていました。関西に住んでいるんだから是非とも行かねば。全然関係ないですが五條市といえばウメズカズオさんですよね。ぐわしっ!

【クラシックチェーンソーはかわいい】
ふとした拍子でクラシックチェーンソーを好きになりはじめています。今のお気に入りはSTRUNK 3-19ちゃん!Googleの画像検索結果はこちら。スペックはこれ。かっこいい!
で、来月にスチールのフォレストリーフェスティバルがあるんですが、東京会場(11月8日)、山口会場(11月11日)ではクラシックチェーンソーの展示があるんですって!いいな―行きたいなー。イベントの詳細はスチールのHPからご覧ください(リンク)。

【ロープレンチ続報】
って言ってもあれ以来全然使っていないんですけどね(汗)。や、ロープレンチのHPができていたんですよ(こちら)。ヒマな時に内容を解読して、コツが書いていないか調べてみます。

【PFANNERのヘルメット、PROTOS Integral】
プロトスの情報が八戸森林組合さんのブログにのってました(こちら)。やっぱかっこいい。配色がほんと素敵で、どれにするか迷っちゃいます。これイヤマフが内部に収納されるんですよ、ぷぷぷ。来年の春発売、新しいメットが欲しいし買おうかな―。

ほな今回はこんなもんで!せっかくの円高なのに道具を買う予算が尽きたフリップでした!

PFANNERのチェーンソーブーツ「Zarmatt GTX」を買ってみた

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以前から、それこそ2年ほど前からチェーンソーブーツが欲しくて欲しくて。でもサイズがわからんよなー、関税がこわいよなー、なんて考えだすとどうしても最後の一歩を踏み出せずにいました。

そんな時に読んだのがだんさんのブログの記事「終着駅終着点」。(←記事タイトルを間違えていました。申し訳ありません!)

そうかー、終着駅終着点かー。じゃあ私はこれを始発駅にしようと何故か思い立ち、ノリと勢いでPfannerのチェーンソーブーツ「Zarmatt GTX」を買うことにしました。

【他候補はあったんです】
実はこれを決める前に「でも、だんさんと一緒じゃつまらんなあ、新しい可能性はないものか」と思い、かっこいいやつを色々と調べたところ、ハニーブラザーズでMEINDL Airstreamって靴も見つけていました。検索をかけると、海外でもどっちがいいかって話があるみたいで、「MEINDLの奴は先細、Zarmattは幅広」という傾向を知りました。

で、私の足は思いっきり幅広です。よしZarmattで決定!同じくファナーのチロルファイターなども気になったんですが、重登山靴っぽいのでやめました(結局Zarmattも重登山靴級だったんですけどね)

【靴サイズを気合で決める】
購入先はグラディエイターの時もお世話になった八戸森林組合さんです。「試し履きしないでサイズ大丈夫ですか」と心配していただいた(この時は取り寄せだった為)んですが、悩んだってしょうがない。いきおいってやつですよ。

だんさんが「この靴の製造元はCRISPI」という重要な情報を提供してくれていましたんで、日本でも取り扱っているお店がないか早速検索。んで…ミヤコスポーツがヒット!よし、靴サイズの対応表もある!(現在は八戸森林組合のHP内にサイズ換算の目安表があります。こちら

山仕事で普段履いているキャラバンGK-68のサイズが26cmですので、迷うことなくユーロサイズ41(26.2cm相当)を選びました。(ちなみにメーカーのサイズ対応表があってもモデルによって全然違うので、結局そこまで信用できるもんではありません。結局は自分の勘を信じるのみです。)
(履いた結果は想像通りの大きさでした。ちょっと大きいですが、厚手の靴下を履いて調整できる範囲。もう1サイズ落としてよかったかなーとも思いますが、そうしたら横幅がきつくなっていたかもしれません。)

【写真でみるZarmatt】
で、無事に我が家までZarmatt君がやってきました。

前面から。どうです、この重厚感。かっこよさは本物です。所有欲を存分に満たしてくれます。
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内側から。かかとがしっかりあるので昇柱器にいいかも。(実際には試していません)
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外側から。「CRISPI」の文字と、保護性能クラス1の刻印がみえます。あとゴアテックスのタグがついていますね。
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靴底面。ビブラムソールです。緑のボタンを押すと…別に何も起こりません。グリップ性能は見た目以上に素晴らしい。
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内タブ。イタリー製っすね。EN17249は「Safety footwear with resistance to chain saw cutting(チェーンーソー切断保護機能付き安全靴)」の欧州規格です(ISO17249と同一規格みたい)。「Kl.1 20m/s」ってのはクラス1のこと。
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ベロの部分はこんな感じです。こんな構造の靴は初めてなんですが、履いてりゃ気になりません。むしろフィット感が素敵です。
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靴の中敷き。ちょっと頼りないでしょうか。交換も視野にいれています。
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で、最後にGK-68との2ショット。GK-68だってそれなりに大きいはずなんですがねえP1010833_s

【使用感はいかに】
梱包を開けた瞬間の第一印象は「デカッ!」でした、ええ。頭の中でこれはやっちまったか?と感じながら、とりあえず試し履き。ガッコン、ガッコンとまるでロボットになった気分です。スノーボードの靴を履いている気分。しかもめっちゃ重い。本当にこれで山仕事できるの?と不安になりました。(ってかチェーンソーブーツってこれで軽量級なのか。他のは一体どんだけ重いんだ)

で、現在使用1週間ほど。評価といえば…絶賛ウナギ昇り中です。こりゃあいい靴だ!ひゃっほー!!この評価の変化具合は、次回に書きたいと思います。

この靴って慣れるまで少し時間がかかります。チェーンソーブーツを今まで履いたことない人(私含め)なら、尚更でしょう。最初の苦しさを乗り切れるかどうかが重要だと思いますんで、その途中経過をじっくり書きたいと思います。ではまた!

そうそう、八戸森林組合さんのブログにも色々な人の使用感が書いてありますので参考にしてくださいね。

【余談 チェーンソーブーツと安全靴は何が違うのか?!】
安全靴とチェーンソーブーツ、この両者って別物ですよね? カカト足の先端保護用の先芯があるのが安全靴、足の甲も保護してくれるのがチェーンソーブーツって認識をしています早く日本製のチェーンソーブーツを作ってほしいもんです。(追記1127:記述を一部修正しています。安全靴の先芯が保護するのはカカトじゃないですよね(汗)。)

Pfannerのチェンソーブーツ「Zarmatt GTX」の使用感について

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それでは前回に引き続いて、Zarmatt GTX(ツェルマットGTX)について書いてみようと思います。今回は使用感について。

とりあえずですね、八戸森林組合ブログのこちらの記事をご覧ください。このレビューが非常に秀逸です!私もこのレビュアーさんとほぼ同意見でして、言いたいことがすべて書いてある感じ。しかも文章がとてもわかりやすい。ほんと素晴らしいと思います。

そんなわけで特に書くことがないんです(笑)。これで終わってもいいんですが、折角気に入ったギアを買えたんですからねー。ちょっとくらい何か書きたい。さて何を書こうか。

この靴のユーザーなら同意してもらえると思うんですが、Zarmatt GTXは足に馴染むと非常に快適ですが、馴染むまでは苦しいです。この期間をどうやって乗り越えるかがポイントになりそう。なので、その軌跡を日記風に書いてみようと思います。

私は靴紐の調整をちょこちょこ変えて乗り越えました。写真の番号を参考にしてください。例えば1.3.4なら、その番号のところだけ結んでいるというわけです。
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【到着、試し履き】
無事に荷物が届く。梱包を開けて靴を取り出した瞬間、思わず「で、でかっ!」と大きい声でつぶやいてしまう。しかも重い。ネットの写真を見る限りでは軽登山靴くらいのものを想像していたが、重登山靴クラスかもしれない。
とりあえず試し履き。家の土間を歩いてみる。堅い、すごく堅い。足首が全然動かない。足裏感なんて全くなし。まるでスキー靴のようだ。「これは…やっちまったか…」との思いが渦巻く。ロー○レンチを買った時に匹敵するやっちゃった感。
歩くと、靴の中でかかとが浮く。足の甲で靴を押し上げて歩いているような気分。フィットするように靴紐を縛り上げても、皮が堅いせいで足を包みこむような感覚は全くない。

【1日目】
せっかく買ったんだから、間伐作業に履いていく。靴紐を全部締めると足首が前に動かない。そしてすねが痛い。午前中はなんとか我慢する。
午後から靴紐の結び方を少し工夫する。1.3.4だけで結んでみる。かかとの浮き上がりが激しく、快適とは言えないものの、何とか使えるレベル。
靴の重さは気にならない。山だと地面が柔らかいせいだろうか。靴のエッジを立てやすいので急斜面でも案外大丈夫。
靴を履いたまま軽バンを運転する。これはヤバイ。金輪際この靴で運転しないことを誓う。

【2日目】
靴紐の結び方を変える。2.3.4でどうだ。おお、かかとの浮き上がりがマシになったぞ。すねの痛みもなくなった。その代わり、足の甲が痛み出す。靴紐をきつく締め上げているせいだろう。皮は依然堅いまま。
ソールのグリップ力にふと気付く。丸太に乗っても大丈夫。パターンを見たときは安物っぽくて不安だったが、全然大丈夫。ビムラムソールやるなー。
沢を渡るときがあったので、あえて流れに足を突っ込む。全然濡れない。素晴らしい!

【3日目】
今日の仕事はなぜか剪定仕事。いつもの登山靴(GK-68)で行う。な、なんて軽いんだ!しかもフィット感サイコー!さすがに1年間履き続けた靴はいいもんである。明日からまた苦行が始まるのか…。

【4日目】
間伐作業。靴紐は2.3.4。あれ、皮が馴染んできてる?フィット感が向上してる気がする。舗装路を長く歩く気にはなれないが、山なら別に気にせず仕事できそう。ただ靴を脱いだときの解放感はすごい。
足首が固定される感じが気にならなくなる。むしろちょうどいいホールド感。
登山靴よりもこっちのほうがソールのエッジを立てて歩きやすい。靴が重くて堅いから土を踏みやすいのかな?

【5日目】
靴紐を全締めにする。締め方の順番をちょっと変更して、2.1.3.4.5。あ、すごくイイ!足首のホールド感が心地よい。すねも痛くないし。かかとの浮き上がりは多少あるもののこれくらいなら問題なし。GK-68と遜色ないくらいの機動性。
地面に落ちたスギの枯れ枝を踏んでずっこける。濡れた枯れ枝とか根っこを踏むと流石に滑る(これはGK-68も同様)。
この日は軍足を履いていたのだが、靴を脱ぐと甲部分がすこし赤く染まっていた。こりゃ色移りしたな。

【6日目】
靴紐の結び方は前日と同じ。今日は厚手の靴下を履いてみる。あーこれだ。だんさんの言ってたのはこういうことか。ナイスなフィット感。皮が馴染んできていることを実感する。靴紐を締めると靴全体が足を包み込んでくれる。よっしゃ、この靴はもう俺のもんだ!

……

こんな感じです。その後もフィット感は向上しているように思います。若干の重量は感じるものの、快適に使っています。特に不満はないです。樹上作業でまだ使ってないので早く試したいですね。(個人的にはちょっと無理かもな…という気持ちがありますが(汗)。まあこれも慣れの問題でしょうね。)

注意してほしいのは、これはあくまで「チェンソーブーツとして」快適に使っているだけです。スパイク地下足袋の使用感とは全く異なりますよ。私はもともと登山靴で仕事をしていたので、皮が馴染みだした一週間くらいで問題なく使えるようになりましたが、スパイク地下足袋からの移行だともうちょっと苦労するかも。チェンソーブーツの必要性を切実に感じていて、そしてかっこいい靴が欲しい!という熱いハートがあれば何とかなると思います。

そして、Zarmatt以外にもチェンソーブーツはたくさんあります。色々と探してみるのも楽しいと思います。私はツリーワーク用にAquafellが欲しくて欲しくて仕方ない。Haixのブーツもかっこいいですしねー。

雑感1111 新製品とかいろいろ(追記あり)

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こんにちは、絶賛二日酔い中のフリップです。今日が雨で良かった…。

【ドイツのアーボリストマガジンを発見】
ドイツの木登り道具ショップ、Freeworkerを物色中にこんなサイトを見つけました。Münchner Baumkletterschule http://www.baumkletterschule.de/

ドイツのツリーケア団体?ドイツ語なのでさっぱりわかりません。なんか面白い情報が転がってそうな匂いがプンプンします。
で、ここが発行している雑誌をダウンロードできます(こちら)。これまたドイツ語で書いてあるので内容はさっぱりわかりませんが、写真見てるだけでも楽しいですよ。2011年の20ページに書いてあるSRTシステムが気になっています。これは…だめじゃね?
(ちなみにドイツではアーボリストのことをBaumpflegerと呼びます。Baum=樹木、pflege=英語のcareにあたる。)

【Samsonの新ロープだよ】
Samsonが新しいロープを売り出すみたいですね。その名も「Vortex」。24ストランド・ダブルブレイドのくせにロープ径12.7mm。うーん、なるほど。伸び率がかなり低くなるように設計されているみたいですね(こちらの伸び率のグラフを参照してください)。そして高強度。詳しくはTreeToolsブログの記事を見てくださいね(こちら)。

【New England Ropes の新ロープだよ】
New England Ropesも新しいロープを売り出すみたい。その名も「Escalator」。ロープ径11mmです。 クライミングラインじゃなくてアクセスライン用途です。SRTとかダブルロープのフットロック登攀に使う訳です。縫い込みスプライス(グリズリースプライスみたいなやつ)しかできないみたいなので、カーンマントルロープなのかな? 外皮はポリエステル。内芯はアラミド(たぶんケブラー)、HMPE(たぶんダイニーマ)、ポリオレフィン(たぶんポリプロピレン?)の三種混合らしいです。熱に弱そうなので下降器は使うなってことなんでしょうか。まあAscent lineって売り出してるくらいですしねー。伸び率はかなり低く設定されているみたいです。詳しくはこれまたTreeToosブログの記事を見てくださいね(こちら)。

【Bealの変態ロープ、ダイナスタット】
ロッククライミング用ロープで有名なBEALが「Dynastat」っていうとんでもないロープを売り出しています。なんと!EN892(ダイナミックロープ規格)とEN1891A(セミスタティックロープ規格)の両方に適合しているらしいです(笑)。なんちゅうコンセプトだ。
ダイナミックロープの内部にベクトラン繊維のフューズ(みたいな役割を果たす構造)を内蔵。低加重状態ではベクトランのせいでロープの伸び率は低め。そして約300kgの荷重がかかった時にフューズが切れて、ダイナミックロープの挙動がスタートする…ってな感じでしょうか。(たぶんフューズが切れたらロープは廃棄処分です。) 詳しくはTreeToosブログの記事を読んでくださいね(こちら)。ちなみにFreeworkerで売っています(これ)。私は全然欲しくないです。

【Rock Exoticaの変態ロック機構】
ロックエキゾチカがまたしても変態的なロック機構を生み出したみたいですね。ORCAシステムといいます。ロックエキゾチカには以前からマニュアルロックというものがありましたが、それの進化版。ギアラックに吊るすときはアンロック状態にします。このときはノンロッキングカラビナと同じように、ゲートを押すだけで開きます。で、一度閉じるとアンロック状態が解除されて、普通のトライアクトタイプのカラビナのような挙動になります。ややこしいけど、使い道を選んだら便利そう。使い方が特殊になるので「advance user only」だそうです。WesSpurで売ってましたよ。

【あー…見つけちゃった…】
トイフェルベルガーの「CEランヤード」って製品があるんですが、ここだけ売ってくれないかなーと思っていたアレが単体で売ってました。私が買う前に売り切れたら悔しいので、これ以上の情報は控えます(笑) アレは乱用すると結構危ないし、使用条件が限られますので、あんまり言いたくないって理由もあります。気になる人はメールください。

【トロルのハーネス】
友人のハリー君からこないだ電話で「トロルのハーネスを見つけてこい」と指令を受けました。彼にはお世話になっているからめんどくさいけど調べました。
とりあえず、トロル(Troll)はまだ存在しています。しかしながら既にワーク系のハーネスは作ってないみたいです。ネットを駈けずりまわって「IBEX2」というフルボディーハーネスを見つけました。発売日は2004年。この段階でメーカーはMillerになっています。でもハーネスは間違いなくTroll(黄色地にTマークが並ぶ)。この時期あたりでTrollの産業用ハーネス部門はMillerに吸収されたんじゃない?と推測しています。こんなもんでいいでしょうか、ハリー先輩。

Miller社は産業用防護機器の総合メーカーみたいですね。ちなみに超巨大企業であるHoneywellの傘下です。バタフライで有名なKOMET社のハーネスもMillerが発売しています(詳細は不明)。)

【ロープガイドの地上インストール方法】
ARTのフリクションセーバーRopreGuideを地上からインストールする方法の動画があります(オランダ式 “Holland” methodというらしい。)うひゃー、ややこしいなあ。もうちょっと簡単にするためのキットも存在します(Quick Kit)が、ぱっと見た感じだと自作できそうな感じがなんとも。

↓ここから追記です。

【ASAPユーザー必見!そうじゃない人も必見!】
ロープアクセス技術の広場さんの記事「フォールアレストデバイスは胸か背中のアタッチメントにつけよう」を是非読んでみてください。すごく勉強になります。ちなみにツリーワーク用のブリッジに死に体でぶら下がると本気でつらいです。センターD環の比じゃないですよ。一度お試しあれ。
ASAPをサイドD環につけている、もしくはランヤードをサイド一点掛けしている人なんていないですよね?経験豊富な人の「例外的な使用方法」を見て、安易にマネすると死にまっせ。

【ArbClimberはもうちょっとかかるらしい】
前回の雑感で紹介したイギリス発の新しいアーボリスト向けマガジン「ArbClimber」ですが、電子版の購入手続きをしました(1年4回発刊で10ドル)。ところが予定日の11月3日を過ぎてもまだ見れません。メールで問い合わせたら「今月中にはなんとかするから待っててね。完成したらメールするからね」とのことでした。もうちょっと待ちます。

【ロープレンチ続報】
アメリカの木登り道具ショップTreestuffさんにて、ロープレンチに関する情報がたくさんダウンロードできます(こちら)。ArbClimberのロープレンチ特集もダウンロードできるという太っ腹ぷり。え、いいの?

【そんなわけでツルギ】
サー今日が待ちに待ったシルキーの新型鋸「ツルギ」の発売日です!Silkeyなladysさんのこちらの記事を読んでみてくださいね。昨日のうちにお店で注文したんだけど、大丈夫かなあ…。


ペツルの2012カタログがでたー!…んだけど

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こないだ寝る前にGoogleリーダーをチェックしたら、むらっぴさんのブログ「樹上のひととき」にて、こんな記事があったんです→Petzl's Professional catalog 2012

おおっ、もう出たんだ!すげー!

という事で、ペツルの2012カタログがでましたよー。
ダウンロードはこちらから→http://petzl.com/en/pro/catalog

ところがですねえ、何故か私の環境ではダウンロードが成功しません。10メガくらいで突然ダウンロードが異常終了してしまうんです。はて何故なんだろ?

むらっぴさんにコメントでお尋ねしたら「無事ダウンロード完了!」との事でしたので、タイミングの問題かと思い、かれこれ3日ほど頑張っているんですが未だならず。

うーん、こまった。

Pfanner社のヘルメット「PROTOS Integral」の情報を調べてみた

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新しいモノ好きの方なら既にご存知かと思いますが、Pfanner社が新しく「Protos Integral」というヘルメットを発売します。今のところ発売予定は2012年春だそうです。特設サイトがあるので一度ご覧ください。プリオーダーも受け付けています。商品チラシはこちら(注:PDF)。

またYouTubeに動画があります。なんて誘惑的なんだ!

さて、いろいろ調べてみたので、それを書きたいと思います。

【フォレスター用とアーボリスト用の二種類がある】
チラシを見てもらえればわかるんですが、プロトスにはフォレスター用とアーボリスト用の二種類があるみたいです。

この違いはどこか。どうやらあご紐にあるようです。どっちもヘルメット本体は同一なんですが、フォレスター用にはあご紐がありません。飛来物の衝撃を緩和するためにヘルメットはあえてぶっ飛んだほうがいい、という思想なんでしょうか。柔道の受身的な感じ?

これに対してアーボリスト用にはあご紐があります。このあご紐がEN12492(欧州の登山用ヘルメット規格)に適合しています。どういう事かと言いますと、ヘルメット本体+あご紐のセットで高所作業用ヘルメットになるんだと思います。

これとは別に、オプションでEN397(欧州の産業用ヘルメット規格)に対応したあご紐も存在します。ヘルメット本体+EN397あご紐のセットで産業用ヘルメットになるんでしょう。

FreeWorkerのプロトスのページ(こちら)を見ると、フォレスター用、アーボリスト用、そして産業用の3種類が存在するのは、つまりそういうことだと思います。

【バイザーの2種類】
オプションにバイザーが2種類あります。「Visor F39」と「Visor G16」。F39のほうがメッシュ密度が濃く(1平方cmに39個)、G16は薄いです(1平方cmに16個)。ヘルメットに標準でついてくるのはどちらか。これがよくわからないです。

【ヘルメット内側の画像】
グーグルで画像検索したら、プロトスの内部を撮影した珍しい写真を発見しました。が、どうも会員専用ページの内側みたいなので、リンクを貼るのが申し訳ない。(っていうか何故そんなページをグーグルがクロールしてるんだろうか。)
グーグル画像検索「protos pfanner」で見つかると思います。気になる方は各自調べてみてください。

見た感じ、内部構造はアルベオみたいな発泡フォーム構造じゃなくて、バーテックスみたいなハンモック構造みたいですね。そしてイヤマフはヘルメット内側に収納(かっこいい!)。

【もしかして…めっちゃでかいんじゃない?】
実物を見ないと何ともいえませんが、このヘルメット、もしかしてかなりでかいんじゃないかという気になってきました。頭部がフィットするインナー部と外殻の隙間が結構大きいように見えます。(イヤマフが収納できるくらいなんで、当然といえばそうなんですが。)ペツルのバーテックスを一回り大きくしたくらいかな?と勝手に想像しています。買ってみないとわからんですね。

【まとめ】
もし購入しようと思っておられる方がいれば、フォレスター用とアーボリスト用の二種類があることは注意したほうがいいかもしれませんね。基本的にアーボリスト用をチョイスしたらいいと思います(値段は20ユーロくらい高くなりますが)。

発売は来年の春予定。それまでに新しい情報もはいってくると思いますし、今回まとめた情報が覆される可能性もあります。この記事をあまり信用しないでくださいね。

【余談:ヘルメットの輸入について】
ヘルメットの輸入ってかなり難しい問題を孕んでいること知ってました?遊びで使うなら問題ないかもしれませんが、仕事で使う場合、、つまり保護帽として使うとなると…労働安全衛生法に基づく検定に合格していないと法律的にはNGっぽいです。欧州規格に適合してるだけじゃ駄目らしい。(この問題は私も未だに理解できていないので、よくわからないんですが。)

これを調べだすとかなり泣きそうになります。この不安感を皆さんにもおすそ分けしようと思い、この余談を書いています(笑)。法律的なリスクを減らすならアルテリアでバーテックスベストを買うか、アルベオベストを買うのがいいのかなー(これらは飛来物用の検定に合格している)。

参考になりそうなサイトをリンクしておきます。
JETRO 貿易・投資相談Q&A 「ヘルメットの輸入手続き
社団法人 産業安全技術協会 機械器具試験部 「保護帽の型式検定の手引き」(注:pdf)
社団法人 産業安全技術協会 「機械等の検定制度の概要
中災防 安全衛生情報センター 「保護帽の規格」 「保護帽の規格の一部を改正する告示の適用について

シルキーの新型ズバットはス・テ・キ

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【ズバットがモデルチェンジしたよー】
数あるシルキー鋸の中で、私が一番愛してやまないのが「ズバット」です。で、そのズバットが最近モデルチェンジしたとの情報を耳にして、早速注文しました。これが実物です。じゃじゃーん。買ったのはズバット300。そしてレッグストラップ。P1020268_s

今回の変更によってケースが大幅にグレードアップしました。さっそく変更点をみていきましょー。(ノコギリ本体は以前と変わっていません)

【その1 ローラーがついたよ】
ケースにローラーがつきました。シルキーのノコギリは収納する時にケース自体を切って傷つけてしまうことが多いんですが、このローラーがついたおかげでケースの耐久力が大幅にアップしています。……とかそんな事はどうでもよくて、これがついたおかげでズバットの見た目がかっこよくなりました!このギミック感がいいですよねー、男心をくすぐります。ちなみにこのローラーは交換不可能っす。P1020271_s

【その2 ベルト用ホルダーがスゴイと共通になった】
以前のベルト用ホルダーはズバット専用のものだったんですが、今回からスゴイのものと共通になりました。なので素材もゴムです。スゴイのホルダーの利点は①ベルトに通してもよれにくい。②ホルダーの穴にカラビナを直接突っ込める(無理やりねじ込む感じ)。 個人的にはハーネスのギアラックにホルダーを常設しようかと考えています。こうしておけばズバットからスゴイに簡単に切り替えられるんで。P1020273_s

【その3 レッグストラップが装着できる!】
今回のモデルチェンジの目玉っす。ついにレッグストラップが装着できるようになりました!この羽根みたいなところに通すわけです。P1020272_s

実際にストラップを通してみたところ。上羽根の通し方は、たぶん裏通しが正解なんでしょうけど、私はこっちの方が好き。このストラップはシルキー純正の「レッグストラップ600」です。別売りですよー。確か2本組1500円くらいだったかな。(写真ではベルト用ホルダーを外していますが、つけたままでも装着可能です。でも足につけるとホルダーがすごく邪魔なので取っておいたほうがいいと思います。)P1020274_s

短足の私でも装着できました。待ちに待ったレッグ装着。意味もなくワクワクしてしまいます。友人のハリー君は「外国映画に出てくるスパイ役の姉ちゃんがガーターベルトにピストルさしてるのと同じノリがして嫌だ」と言っていましたが、男のロマンのわからん奴だ。P1020275_s

300と330の鞘の場合、下の羽根からケースがちょっと飛び出ます。この隙間にロープが絡んだりするのでちょっと気をつけてください。P1020282_s

【まとめ】
今回のモデルチェンジ、個人的には非常に好印象です。足に装着するのって想像以上に便利でした。
樹上作業…①ノコギリの収納場所が固定される。②ギアラックを占有しない。③なんかかっこいい 
普通の山仕事…①腰にぶら下げる道具が減って嬉しい。②ケースが固定されるので、鋸をうっかり落とす心配が減る。③なんかかっこいい。

でも足装着に興味ない人から見ればあの羽根は邪魔だろうなーとも思います。

ズバットのケースは240と270が共通、300と330が共通です。友人所有の270も足につけてみたんですが、270のほうが私は使いやすかったです。個人的には270を買って、更に300のグリップに付け替える(270のグリップには穴がないから)のがベストかな。でも270は鋸の先端にツノがないしなー。

確かこのモデルは2011年10月15日あたりから問屋さんへの発送が開始したはずです。旧モデルの在庫を抱えているお店もあるでしょう。ネットショップなどで実物を見ずに買う場合は注意してくださいね。問屋さんのほうにモデルチェンジの案内はいっているみたい(お店でちらっと見せてもらった)なので、「新型!新型のほうで頼むわ!」と念を押したら大丈夫だと思います。

ちなみにこの新型ケースの羽根位置、何故かSawPodともぴったり合います。でもシルキーのレッグストラップのほうが便利なんですよねー。

【余談】
足装着をする場合、ベルト用ホルダーの丸い付け根が足に当たって痛いかもしれません。私はいっつもチェンソーズボンを履いているのでそれほど気にならないんですが、履かない人はちょっと気をつけてください。足専用にする!と決めて、付け根をとってしまうほうがいいかもしれません。あと、足装着するとノコギリのグリップが太もも裏に当たる場合がちょくちょくあります。フットロックがやりにくくなるかもしれません。

でもね、ノコギリの収納場所が固定されるっていう恩恵は素晴らしいです。めっちゃ便利ですよ。ノコギリを足装着した場合の色々な話はまた別の機会に記事にしようと思います。

FreeWorkerで注文するときのポイント

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ドイツが誇る木登り道具ショップ、「FreeWorker」をご存知でしょうか。

わたし、ここが大好きなんですよねー。ヨーロッパ系道具の品揃えが非常に豊富でして、ここでしか見かけないギアも結構あるので、見ているだけでワクワクするんです。ドイツ語なのでカテゴリーがわかりにくいっていう難点があるんですが、それを補ってなお面白い。フランス語版とスイス語版のネットショップもあるんで、結構大きなお店なのかな?って想像しています。

ただこのショップ、注文するにあたって少しややこしい部分があるので、それを簡単に解説したいと思います。(以前に書いた記事も参考にしてみてください。)

【カートの中身が消えちゃう事件】
もしかしたらこれが起きるのは私だけかもしれませんが、ショッピングカートに品物を入れても、ある程度時間が経つと中身が消えてしまいます。ひどい時は20分くらいで消えちゃう。日本時間で深夜11時ごろから特にひどくなるような気がしています。

さっさと注文すればいいんですが、ほら、ここってカテゴリーがドイツ語で書いてあるでしょ。あの品物はどこやったっけ?と探している内に中身が消えちゃうんです。一回消えるとその日はもう注文する気なくなりますね。(そのせいで注文するのに3日くらいかかる)

これを防ぐ手立てはまだわかっていません。注文したいものが決まったらとりあえずメモ書きしておくことをお勧めします。何回も注文を繰り返しているうちに欲しい物をうっかり入れ忘れることがあるので。

【ドイツ語がわからない問題】
Googleなどのウェブ翻訳を使用したほうがいいと思います。間違いなく。注文時の住所入力や決済情報の入力のときにドイツ語のままですと、何を聞かれているのかさっぱりわからないんで!

【付加価値税MwStに関して】
FreeWorkerの商品はすべてMwSt(付加価値税:消費税みたいなもん)が含まれています。ドイツの税率は19%。例えばこのページを見てください。どの品物にも金額の下に小さく「inkl. MwSt (19%)」って書いてありますよね。

ただ、日本に発送してもらう場合、この付加価値税を支払う必要はありません。付加価値税は輸入先の国に支払うからです。(だから通関時に地方消費税がとられる) なので、Freeworkerでの表示金額から19%OFFした値段が実際に支払う金額です。

んで、商品代金を決済する時、MwStが付加されたままの代金を一旦支払うことになります。過払いをすることになるので気がひけますが、その後、送料と相殺してくれるので安心してください。
例:ペイパルの場合、商品代金(MwSt含まず)300ユーロ、MwSt57ユーロだとしたら、一旦357ユーロを支払う。その後送料が80ユーロだと連絡がきたら、80-57=23ユーロを追加で支払うことになる。

ちなみに付加価値税を英語でいうとVATになります。イギリスのHoneyBrothersだとVATの表記があるでしょ。(ハニーはVATなしの金額を表示しています)

【注文総額の下限について】
50ユーロ以上注文しないとだめみたいです。

【チェックアウト時の流れ】
Googleウェブ翻訳などで日本語化していることを前提に書きます。

ステップ1:請求先住所の記入 
チェックアウトしたとき、最初にでてくる画面です。日本語化しても未だわかりにくいところがあります。それが住所を記入する欄。(以下はGoogleウェブ翻訳の結果。括弧内は原文)
・ストリート/家がない。(Straße/Hausnr)…私は地名と番地、市町村名を記入しています。もち英語で。
・郵便番号(PLZ)…日本の郵便番号をそのまま記入。
・場所(Ort)…私は都道府県名を記入しています。
・国(Land)…Japanですよねー。

ステップ2:派遣
選択肢がふたつありますが、下段を選びます。「DPDとヨーロッパの残りの部分」ってなってるほう。

ステップ3:お支払い方法
最上段のクレジットカード、もしくは最下段のペイパルを使うことになると思います。クレジットカードの場合、KPZっていう欄はセキュリティーコードを記入します。カード裏面の署名欄に小さく書いてある数字4桁+3桁のうち、3桁のほうです。(4桁はカード番号の末尾4桁のはず。)

現在、注文する気がないのでここから先は怖くて確認できませんが、ややこしいところはなかったと思います。私の記憶ではペイパルを選んだ場合、別窓が開くのでそこで決済します。決済完了したら別窓が勝手に閉じて、freeworkerの窓が”ありがとね!”みたいな画面になるはずです。(た、たぶん…)。決済完了するまでペイパル用の窓を自分で閉じないようにしてくださいね。

【注文後の流れ】
先日注文したときの流れを書きます。決済方法はペイパルを選択しました。

注文完了後、Freeworker GmbH(info@フリーワーカー.de)から自動送信メールがきて、翌日くらいに送料の案内がきます。件名は「Order Acknowledgement 」。送料からMwStを差し引いた金額、ペイパル用のアカウント(メアド)、対象の注文番号が書いてあります。そして注文書の写しがPDFで添付されています。

早速ペイパルにてメアド、金額、コメ欄に注文番号を記入して支払います。完了したら「支払ったよー」とメールで追撃。するとPerfect!とご機嫌なメールが返ってきました。

それから一時間くらいでインボイスのメールがきます。添付のPDFファイルを確認するとDPDのトラッキングナンバーが書いてあるので気になる人はどうぞ。

【配送会社について
FreeWorkerで使える配送会社はDPDです。お願いしたら他の業者も可能かもしれませんが、何も言わなかったらDPD一択。注文後に送られてくるインボイスを見たらDPD/Fedexって書いてありますが、DPDです。送料自体はそれほど高くありません。前回注文したときはFeDexが配達してきたんですが、ちょっと変わったみたい。

【通関手数料とか】
で、先日の注文の時、DPDが契約している通関の代行業者から電話がありました。今までそんな事なかったのになー。内容は「輸入通関料2500円、関税と地方消費税、税金立替手数料がかかりますんで、配送の佐川急便に支払ってもらいますね。宜しいですか?」といった感じでした。輸入通関料たっかいなー!

あと、この代行業者は成田にしかないみたいで、DPDの荷物はとりあえず成田行きになるみたいです。(私は関西在住なので関空の通関を通ることが多かったのに。)

【最後に】
ここのお店は”送料を後ほど連絡するシステム”なので、WesSpurに比べると一手間増えちゃいますね。慣れてしまえばどうってことないんですが。

それにしてもDPDの通関代行業者の手数料の高さには参ります。まだ届いてないから金額はわかんないですけど。他の配送業者だとどれくらいかかりましたっけ?UPSは爆安だった気が。やはりハニーが攻守ともに最強なのか?や、あそこは品揃えが残念だしなあ。

Freeworkerの品揃えの良さはほんと素敵です。アメリカのお店やハニーの商品に飽きてきたら、ここをおすすめしたいです。ヨーロッパの香りを感じられますよ。

そうそう、今回の注文分は週末くらいに届くようです。だいたい10日くらいかかってます。まあ許容範囲内です。到着したらまた自慢します!

シルキーの新型ノコギリ「ツルギ」がいい感じ!

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シルキーの新型ノコギリ「ツルギTSURUGI」が11月11日に発売されました。これがねー、なかなかいいんです!詳しくはリンク先をご覧いただくとして、早速ですが自慢します。

まずはこちらの動画でもご覧くださいな。シルキーの公式動画です。アーボジャパンさんが出演されています。(むーん音声が残念…。ああ、録音してあげたい!)


【写真でインプレ】

私が買ったのは300mm万能目。これがパッケージです。シルキーのケースってプラ製がほとんどだったんですが、今回アルミ製なんですよね。かっこいいと思います。P1020127_s

パッケージ裏面。 能書きがいっぱい書いてあるのがポイント高い。こういうの読むのが好きなんですよー。ベルト通しホルダーはSUGOIと共通ですね。ホルダーの下に足装着用のストラップが通ります。P1020130_s_2

ケースと鋸本体。この鋸の細さをみてください!いいですねー、いいですねー。「そんなに細かったら折れない?」ってよく聞かれるんですが、刃厚がかなりあるので(確か1.7mm?SUGOIと同程度)、ドシロウトじゃない限り簡単には折れないです。鋸道が安定しにくく、まっすぐ切り進めないと切れなくなるので、まあプロ用かもしれません。P1020131_s

鋸刃の保護シールが無駄にかっこいいです。これを外す時けっこうテンションあがりました。すべてに手を抜かない感じがいいですね。ちなみにシルキーは梱包用ダンボール箱もかっこいいんですよ。P1020132_s

ノコギリのグリップ部分。NATAみたいにゴムグリップが上下にくっついている構造です(詳しくはリンク先を見てください)。しっかり固定されるのでグリップが意図せず外れる心配はありません。経年劣化したらどうなるか気になりますが、でもグリップ感はいいですよ。P1020134_s

ケース内部。4面ローラーが付いています。ストッパー機構は左右のローラーとグリップの突起がロックすることで実現しています。しっかりしたロックなので勝手に抜けることはほとんどないかと思います。あと、ケース底から地面がみえていますよね。シルキー製品の長年の懸念、ゴミ詰まり問題がついに解消されました。P1020135_s

ケース底面。これだけ隙間があればゴミ詰まりなんてしないでしょう。よく考えられていると思います。このプラ部が足装着時の下羽になります。P1020136_s

足装着時。300mmでも装着できました(結構ぎりぎりですが)。グリップが外を向いているのはあえてそうしています。ツルギはグリップが大きすぎるので、内向けにすると太腿と干渉しやすいんです。(外側を向けると今度は藪に絡みまくるので一長一短ですが。) 状況に合わせて柔軟に差し替えています。(そうそう、レッグストラップは別売りですよー。)P1020200_s

使用していくとケース内側と刃が当たってこのような傷ができます。まあ大丈夫なんですけど。歩くとカシャカシャと音がなります。ちょうどパンタンみたいな音。P1020141_s

【使用例】
ツルギの一番の特徴は刃が細い!ことだと思います。例えば写真中央の細い股。ZUBATなら絶対に入り込めないので、左から切り進めることになるんですが…P1020169_s

ツルギなら右から侵入できます。嬉しくなる瞬間です。P1020170_s

そして切り口もシルキー!P1020173_s

【最後に】
ツルギを使っている友人に色々聞いたところ、他にも「刃が細いのでアカマツのヤニがつきにくいから便利」「トップカットの最終切り離しのときにも、刃が噛まれにくいからイイ!」なんて声も聞きました。

300mmを買ったことを後悔していませんが、荒目を買えばよかったかなあと思うことはありますね。あと、できればグリップをもうちょっと小さくしてほしい!実際に切りだすとこれくらい大きくても使いやすいんですが、移動中にひっかかって邪魔なんですよねえ。ロープもよく絡まるし。

でもほんといい鋸だと思いますし、気になる方は買って損はないでしょう!私は当分ツルギとズバットとスゴイの使い分けでやっていくつもりです。カーブソーではやりにくい作業ってのが絶対存在するでしょ。それをツルギさんに任せるつもりっす。

海外通販したときの関税などについて

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海外のお店で道具を買うと、当然のことながら日本に向かって荷物がやってきますよね。そして日本に到着すると通関手続きを経て、自分のところに届くわけです。このとき、配達業者から代金引換みたいな形で料金を徴収されます(後日、郵便で振込書が届く場合もありますが)。

この料金は、通関手数料税金立替手数料消費税、そして関税、以上4項目の合計金額です。ひとつずつ簡単に説明してみます。(以下はあくまで個人輸入の範疇の話です。)

【関税】
関税とは、「国内産業の保護を目的として又は財政上の理由から、輸入貨物に対して課される税金で、間接消費税に分類される。」(byウィキペディア)…んだそうです。

関税の課税対象となる金額(=課税価格)は、「商品代金+送料+保険料」が原則です。しかし輸入者が個人で使用するものに限って特例があり、商品代金の6掛けになります。

・課税価格=商品代金×0.6 (個人使用の特例を適応)
・関税=課税価格×関税率

また、課税価格が10万円以下の場合、簡易税率が適応されます(参考リンク)。課税価格が10万円以上ですと一般税率が適応されます。簡易税率の場合でも申請すれば一般税率に変更可能です。

(そうそう、皮革を使っている靴製品は関税が爆高なので覚悟してくださいね。)

【消費税と地方消費税】
現在、日本の消費税は5%です。(正確には消費税4%+地方消費税1%(消費税の25%)の合計が5%。) 日本の通関にて消費税がかかります。そのかわり注文先の国の付加価値税(VATとかMwSt)を支払う必要はありません。

消費税は商品と関税の両方にかかります。ただし個人輸入の場合、課税価格が1万円以内の場合は免税(関税・消費税とも)になるようです(参考リンク)。つまり商品金額が16,666円以内ならばOKという事。例外もありますが。

・〔課税価格 +関税〕×0.05 = 消費税の金額

【通関手数料】
通常、私たちは通関をそれほど気にしません。通関業者が代行しているからです。これはその手数料となります。だいたいUPSやFeDexなどの国際宅配業者が直接代行していまして、業者ごとに手数料の金額は異なります。

【税金立替手数料】
関税や消費税は通関業者が立替えて支払っています。これにより迅速な配達が可能になっているらしいです。これはその手数料。業者によって金額は異なります。関税と消費税が免除された場合、もちろんこの手数料はかかりません。

【補足:国際宅配便と国際郵便物】
実はFeDexやUPSといった「国際宅配便」と、USPSのような「国際郵便物」では状況が変わったりします。

国際郵便物は通関処理が結構アバウトでして、免税のボーダーラインを超えていても通関をフリーパスする場合があります。そんなときはラッキーだと思ってください。荷物を受け取ってしまえば後から徴収されることは間違いなくないようです。(国際宅配便は100%通関処理が行われます。)

あと、国際郵便物は課税金額や税金の納付額によって通関手続きが変わるみたいです。こちらのリンクの下のほうに書いてあるので参考にしてください。

ちなみに船便は「一般貨物」になります。ややこしそうなので調べません!

【補足2:為替レート】
通関処理は日本円で行われます。為替レートは市況とは別に設定された通関用の為替レートが使用されます。こちらのリンクを参考にしてください。

【まとめ】
まあ訳がわからないですね。書いてる自分もよくわかんないですもん。調べだすとほんとややこしいんですよねー。たぶんこの記事はどこかに間違いがあると思います。

ポイントとしては「個人で使用するものを輸入する場合は、通関上の特例を存分に活用できる」こと。ビバ個人輸入。ギフト用でも同様の特例がうけられますよ。そして「16,666円の免税ボーダーライン」もなかなか良い。どうせ送料払うならといっぱい注文したくなるのが本音ですがね。あと「皮革が使われている靴の関税率は脅威的に高い」ことは忘れないでください。すんごいですよ。革靴なんて30%ですからね。

ぶっちゃけこの3つだけ覚えておいたらいいような気がします。自分で使う道具を買う程度じゃ関税とか消費税なんてそこまで気にしなくてもいいかと。個人的な経験ではだいたい500円くらい。

通関手数料と税金立替手数料は業者によって千差万別です。経験上だいたい500~1000円くらい。UPSが妙に安い気がしています。……その点、DPDの通関代行業者は高いです。Freeworkerで注文するときは覚悟してください。(通関手数料:2500円、立替手数料:最安500円、金額により変化)

支払いは、基本的に荷物と引き換えに払います。代引きみたいな形です。FeDexだけは後ほど支払い用紙が郵便で届きます。公共料金の支払い用紙みたいなもんです。

ちなみに私はいつも4000円くらい用意して、深く考えないようにしています!だいたい拍子抜けするくらい安いんですけどねえ。

輸入許可通知書で遊ぼう

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UPSやDHL、FeDex等の国際宅配業者に配達をお願いすると、引き取った荷物に「輸入許可通知書」、または「輸入(納税)申告控」がついてきます。ちなみにどっちも同じ内容です。

これらを見ると、頼んだ荷物にどんな関税が掛けられたのかがわかります。別に気にしなくてもいいんですが、せっかく海外通販するんですから、なんでも玩具にして遊びたいじゃないですか。

そんな訳で輸入許可通知書の見方をちょっくら説明したいと思います!(こういうのが気にならない人はこの記事を無理して読まないほうがいいかと。むしろ知らないほうが気楽でいられると思います)

私が2010年の秋にWesSpurで注文した際の通知書を参考にします。注文品はこちら。スプライス用道具と練習用のロープを大人買いしてます。総額は314.64ドル。送料は88.50ドルでUPSの発送でした。Wesspur

では早速、輸入許可通知書を見てみましょう。。(何故か手元に輸入申告控しかないんですが、全く同じことが書いてあるので気にしないでください。)

こちらがその書類。だいたいの解説は書いていますので参考にしてください。ご自身が危害通販したときの輸入許可通知書を見ながら、これを参考にするとより理解しやすいかと思います。(画像クリックで大きい画像になります。)Img_0001_03

【実際に輸入許可書をみていこう】

仕入書欄
さてさて、この時はUPSが通関を代行してくれたんですが、個人使用の特例(詳しくは前記事をご覧ください)が適応されています。経験上、UPSはいつも適応してくれているような気がしますね。

特例が適応されているかどうかを見極めるには、仕入書欄(仕入書番号などが書いてあるところ)を見ればわかります。一番下に「BPR合計」っていう項目がありますが、これは買い物した商品代金と一致します(送料は含まない)。そしてその上あたりに「通関金額」がありますね。ここをチェックしてみてください。

特例が適応されているならば、「BPR合計×60%=通関金額」になるはずです。適応されていない場合、「BPR合計+送料=通関金額」になります。

また、「仕入書価格」という項目がありますが、ここに「-CIF-」という文字がありませんか?普通の海外ショップで買って、真っ当なインボイスを発行してくれていたら書いてあるはずです。このCIFってのはCost, Insurance and Freight の略でして、インボイスに送料と保険料が記載されていることを意味します。なので、通関金額と仕入書金額は全く同じ値段になるはずです。

なお仕入書の欄はすべて相手国の通貨単位です。通関金額と仕入書金額のところに通貨単位が書いてあります。

納税額合計欄
仕入書欄の下には、納税額合計と通貨レートが書いてある欄があります。この通貨レートは後ほど使うので確認しておいてください。

税科目欄
納税額合計欄の左隣は税金の内訳が書いてあります。関税、消費税、地方消費税の3つです。

統合先欄
さあここからが本番です。今回の例の場合、統合先欄は「OTHER HAND TOOL,N.E.S」 と 「TWINE ETC. OF SYNTHETIC FIBRE,N.E.S」 の2つです。注文した品物はこの2つのどちらかに統合されており、統合先の品目ごとに関税が掛けられることになります。

ちなみにどの商品がどちらに統合されているか全く書いてありません。調べたい場合、関税率の右くらいに書いてある「BPR按分係数」をチェックしましょう。通貨単位は注文先の国のもの。ここにはその統合先欄で対象になった商品の合計金額になるので、対象になってそうな注文品の金額を足していくと同額になるはずです。

余談になりますが、特例が適応されなかったら送料も関税の対象になりますよね。統合先欄が2つ以上になる場合、送料は「BPR按分係数」の比率によって配分されるようです。送料が30ドルで統合先欄AのBPR按分係数が200、統合先欄Bは100だとしたら、Aに20ドル、Bに10ドルが加算されます。

余談ついでにもうひとつ。UPSなどの国際宅配便の場合、10万円以下でも(簡易税率ではなく)一般税率が適応されます。

閑話休題、では統合先欄〈01欄〉を見ます。

統合先欄〈01欄〉
品名は「OTHER HAND TOOL,N.E.S」。スプライス用道具の印象で決まったんでしょうか。このあたりはかなり適当です。たぶんカラビナ(ビッグダン・スチールカラビナ)もここに突っ込まれてます。正確にいえばカラビナは「鉄製品」で統合されるべきなのかもしれませんが、実際にはこういう具合に担当者の気分で適当に突っ込まれていくようです。統合先欄を無駄に増やさないという慣習があるようです。

(税関の事前教示制度を駆使すれば、関税品目を事前に知ることができます。また通知された関税品目が尊重されます(文書での連絡時のみ)。業者向けのシステムっぽいですが、不安なら税関に電話連絡するのもいいかと思います。)

品名の下には「税表番号」が書いてあります。品名の詳細について知りたい場合、税関の「実行関税率表」から税表番号を元に調べることができます。今回の場合、税表番号は8205.59。実行関税率表の第82類(税表番号の上2桁)を見ます。あとは「税率」をクリックして同じ税表番号を見つけるだけです。(ちなみに関税率は基本よりWTO協定が優先されます。EPA締結国からの輸入だと無税になります。)

さらに「申告価格」が続きます。特例適応の場合は BPR按分係数×60%×通貨レートと同額になるはず。適応外の場合は BPR按分係数×通貨レート+送料の一部(BPR按分係数の比率により配分)と同額のはず。

そして「関税率」。前述の実行関税率表で調べると同じ数値になっているはずです。「OTHER HAND…」は関税なし! なので、関税額は無記載。ちなみに「関税額」は 申告価格×関税率。

さて、次は「内国消費税等(1) 消費税」ですね。税率は4%です(5%じゃないですよー)。「課税標準額」は 申告価格+関税額なんですが、この時、関税額は100円単位に丸め込まれます。例えば申告価格4251円、関税額199円なら、4251円+100円=4351円が課税標準額になる訳です。また、消費税の計算は1000円単位です。例えば課税標準額1873円だとしたら 1000円×4%=消費税になります。

そして「内国消費税(2) 地方消費税」。これは消費税の25%。消費税は4%ですから、計算すると1%になります。普段、消費税が5%って言っているのは消費税4%+地方消費税1%の合計になるわけです。んで、地方消費税の課税標準額は消費税額を100円単位に丸めた金額です。

統合先欄〈02欄〉
こちらの品目は「TWINE ETC. OF SYNTHETIC FIBRE,N.E.S」(税表番号:5607.50) 。スプライス練習用に購入したテネックスやベロシティーがこれに含まれていると思います(調べていません)。関税率は5.3%。

こちらは関税がかかっているので、消費税の課税標準額の計算方法がよく見えますね。

こちらのBPR按分係数は「179.14」。〈01欄〉は135.50です。両者を足すとBPR合計と同じ金額になります。そして、もし送料が申告価格に含まれている場合、「135.50:179.14」の割合で申告価格にそれぞれ送料が按分される訳です。(その場合でもBPR按分係数には送料は含まれません。BPRは商品代金だけの数値です。)

【まとめ】
いかがだったでしょうか。なんか最近このブログは一体どこに向かっているんだと思わないでもないですが、折角調べたんで書きたいじゃないですか。基本的にキノボリストがわざわざ輸入許可書を気にする必要はあまりないと思います。

品目ってだいたい「SWIMING POOL…(9506.99)」か「OHTER ARTICLES OF IRON…(7326.90)」が多い気がします(どっちも関税なし)。繊維製品はだいたい関税5%くらい、衣類はだいたい10%っていうイメージがあります。


お知らせ

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いやー毎日寒いですね。チェンソーズボンがありがたい季節になってきました。チェンソー持って山をウロウロしてても鼻水が止まらないです。この時期になるとネックウォーマーを装備するんですが、一度つけると春までもう止められなくなりますね。タイツもしかり。

さてさて、一身上の都合により、今年いっぱいはもうブログを更新できません。ちなみにメールも見れないですし、携帯電話も繋がりません。ご迷惑をかける方がいるかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ。

それに伴い、今年いっぱいの期間限定でブログのコメント欄を承認制にします。コメント頂いても私が承認できるのは来年なので、それまでブログに反映されません。管理できない時になんやかんやあっても対処できないための措置です。(そんな大それたブログじゃないですがw)

なんか今年はマニアックで意味不明な情報ばかりを垂れ流してしまった反省を踏まえて、来年は基礎に立ち返りたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!

そんな訳でみなさま、良い御年を!

ArbClimberおもしれー!

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皆さん明けましておめでとうございます。無事に帰還いたしました。うえっへっへっ。今年もどうぞ宜しくお願いいたします!

さてさて、以前にもご紹介したイギリス発のツリーワーカー向け雑誌、「ArbClimber」を覚えておられるでしょうか。

最初は11月3日に発刊すると言っておきながらいつまで経っても音沙汰なく、これは新手の詐欺か?とも不安だったんですが、12月19日にやっとお披露目となりまして。ずいぶん待ちぼうけを喰らいましたなあ。

で、私は電子版の購読で登録(1年10ドル)しているんで、早速ダウンロードしてみました。

いやー、これ面白いです!すごい!待った甲斐があった!年間たった10ドルなので、興味がある人は是非登録してみてください。支払いはペイパルだったかな。

肝心の内容はあまり紹介できないのが残念ですが、本家サイトで見れるプレビューとは内容が変わっています。Vol.1である今回の内容は…

2 WELCOME to ARB CLIMBER quarterly
4 PRODUCT INFO - saws
6 PRODUCT INFO - rope software
8 PRODUCT INFO - rope hardware
10 PRODUCT INFO - ppe
12 AERIAL RESCUE pt1 by Josephine Hedger & Ade Scott
20 GEAR REVIEW - DMM Impact Blocks
24 ROPE TRICKS - pt1 Double Ropes By Jeff Jepson
28 GEAR REVIEW - Haix Protector Pro Boots
32 MARKET GUIDE - Arborist Harnesses
48 CHAINSAW TECHNIQUES One Handed vs Two Handed Cutting by Thomas Amorin
54 BACK to BACK - MultiTools #1 & 2
58 FIRST AID - Severed Fingers by Steve Daly & Rob Keating
60 GEAR SPOTLIGHT -The Wrench Explained

となっていました。樹上作業で使うギア、技術、レスキューについての記事が多いです。樹木に関することは一切なし。つまり道具フェチにはたまらない内容です。アーボリカルチャーはISAの刊行誌で勉強すればいいしね。

これの「マーケットガイド:アーボリストハーネス」が超面白いです!市場に出回っているアーボリスト用ハーネスが全網羅されている表があります。マニアックなハーネスも載っていますよー。BoxtonsのDragonなんて知らねーよ!でもめっちゃ良さそうじゃん!みたいに楽しくニヤニヤできます。あとエーデルリッドの新型ハーネス、シンギングロックのティンバー新型の写真がのっています。ワクワクですね。

プロダクトインフォ:PPEに載っている「Scafell」も良さそうなんですよねー。巷で噂のアクアフェルとか作ってるメーカー(arbortec社。ELTENじゃないよ!)の新作です。めっちゃ高価ですけどね。こういうハイテクシューズっぽいチェンソーブーツって他にあるかしら?

DMMのインパクトブロックの記事も良かったですねえ。Lサイズの穴はそう使っていいんだ!とビックリしました。

他の記事も面白いです。まだ翻訳していないので、どこまでの内容が書いてあるかわかんないですけど、頑張ろうという気になっています。

さあさあ、気になった人はレッツ登録!年間たった10ドルですよ。これだけの情報量が約800円で買える素晴らしさを一緒に味わいませんか?

かっちょいい地下足袋 SOU・SOU

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最近天気が良かったですよね。仕事する気がおきるわー!と思っていたんですが、今日起きたら雪が降っていました。また積もるのか…。

さてさて、以前の記事コメントにて「京都のどっかでファイアーパターンの地下足袋を見た」と書いた気がするんですが、こないだ京都に遊びに行った際、そのお店を見つけてきました。

SOU・SOUっていうショップです。

場所はあれっすよ、川原町OPAの裏側(サラダの店サンチョのある方)から新京極に抜ける路地沿い。新京極から行くならチャイハネの角を曲がります。付近一帯がSOUSOUのお店だらけ!という摩訶不思議ゾーンがあるので、すぐわかるかと思います。(東京にもショップがあるみたい)

まあ何はともあれSOU・SOUのHPでもご覧ください(こちら)。ネットショップはこれ。地下足袋コーナーはこちら。足袋用の靴下もいい感じのものが多いっす(こちら)。

残念ながらファイヤーパターンのものはないようですが(そもそも私の記憶違いの可能性大)、そうですねー、例えばこれとかどうっすか!裏地がかわいいですがな。他には…これ!シンプルかつクール。これもいいですね。私はコハゼが多いのが好きなので。レスリングシューズっぽいのも素敵。

あと、地下足袋用のインソールも発売しておられます(こちら)。これまた結構良さそうな気がする。

これらの地下足袋はすべて国産品らしいので、しょうもない足袋より品質はいいんじゃないかと想像しています。造園業の方いかがでしょうか。普段から使うのはちょっともったいないかもですが、勝負服ならぬ「勝負地下足袋」として!すごくいいと思うんですけどねー。

また、残念ながらスパイク地下足袋はないようなので、林業屋さんにはちとツライんですが、足袋靴下を買うっていう考えもあります。たまには軍足以外の靴下も履きたいじゃないですか、ええ。

履き心地とか、実際に仕事で使えるかとか、誰か購入された方がいれば感想を教えてください!

フリクションセーバーいろいろ 再び

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今回はフリクションセーバーについて。以前にも記事を書いているんですが、もう一度まとめてみます。(ある程度書き終わってから、あ、前にも書いてるじゃん!と気付いたってのは内緒です。)

木登りのクライミングシステムにDdRTを採用されている人は非常に多いと思いますが、DdRTってのは登攀時や下降時にロープが動くんですね。そのため、トップ支点にしている枝や幹の表皮や形成層をロープの摩擦でえぐってしまいます。木登り屋として、樹木に意味のないダメージを与えるのは非常に宜しくない。そこで登場するのがフリクションセーバーです。

フリクションセーバーを使う理由は他にもあります。思いつくままに列挙してみます。

  1. 支点を傷つけないようにするため
  2. 枝との摩擦でロープを傷つけないようにするため
  3. 支点で発生する摩擦力を軽減させるため
  4. 枝のないところに支点を構築するため(フォルスクロッチ)
  5. 支点の稼動域を増やすため(フォルスクロッチ)

まあこんなとこでしょうか。何か忘れている気もしますが。まあ深く考えずに実際のフリクションセーバーを見ていきましょうぜ。(ナチュラルクロッチとフォルスクロッチの違いはこちらの記事を参考にしてください。古い記事なので、それは違うだろと突っ込みたい部分がチラホラありますが、雰囲気はわかるかと。)

これは私が所有しているフリクションセーバー達です。それぞれの特徴を簡単に説明します。

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1.ハウススリーブ
2.レザー製セーバー
3.バッキンガム製リングセーバー
4.トイフェルベルガー製マルチスリング+DMMリボルバー・ロックセーフ
5.ARTのロープガイド(+ダブルスナッパー)


ホース式(ハウススリーブ)

1番と2番はホース式のセーバーです。ハウススリーブって言うとだいたいわかってくれます。長所は、地上からインストールがしやすい事!これに尽きます。この素晴らしさは宇宙を越えますね。あと、回収もラクです。万が一壊れてもクリティカルじゃないので気軽ですしね。短所はフォルスクロッチに対応できない事。でもまあ何とかなります。とりあえず地上からハウススリーブをセットして、登攀してから他のセーバーに切り替えたらいいんです。ひとつ持ってるとめちゃ便利。初めに買うならこれっしょ!

1、ハウススリーブ
正真正銘のハウススリーブです。私はアウトドアショップKさんで購入しました。
一見しただけだと単なるホースですが、まあ普通にホースです(笑)。電工用のホースなのかな?水道用のホースと比べると強度はすこぶる高いです。

難点はスプライス・アイがめちゃ通し難いこと。押しこむだけだと絶対通りません。細いライン(スローラインとか)を先に通しておいて引っ張ってあげる必要があります。ホース径がもうすこし大きかったらいいのに。

2、レザー製セーバー
ハウススリーブの原型といいましょうか。たぶんこちらの方が歴史は古いと思います。レザーでできたホースっすね。これはWesSpurモデルです。シェリルのやつはシェリルロゴが刻印されています。

写真で見る限り、湾曲してますよね。これ以上真っ直ぐにならないんですよ!使う分には気にならないんですが、ハーネスにぶら下げると結構邪魔です。あと、レザー製だけあって、使い込むと非常に美しい光沢がでてきます。雨に濡れたままほっておくとカビだらけになりますけど(そもそもきちんと管理しろって話ですが)。

スプライスアイはなんとか押し込みで通ります。が、アイの大きさやロープ径によっては押し込みじゃ無理かもしれません。個人的感想としては11mmのタイトアイなら何とかなりますが、1/2インチだと厳しいかも。
WesSpurにはこれより一回り大きいリギング用のものも置いてあります。こっちのほうが使いやすそうな気もします。でも回収の時に引っかかる可能性も高くなるかも。


リングセーバー式
3番や4番のような、スリング(or ロープ)の両端に大小異なるリングがついているタイプ。EDELRIDのROKA-eや、バッキンガムのBuckBlocksのようにリング部分にプーリーが内蔵されているタイプもあります。また、リングの代わりにカラビナを使っているタイプも。

長所はフォルスクロッチができること。でかい樹木になればなるほど、この利点が効いてきます。枝のないところに支点が作れることより、支点の稼動域が広がることの方がメリットだと思っています。
短所は地上からのインストールが煩わしい。できないことはないんですが、私は苦手ですね。方法は2種類あります。

3、バッキンガムのリングセーバー
バッキンガム製のやつです。リングはアルミとスチールを選べるんですが、個人的には目の行き届かない場所にはスチールがいいなあ。私の持ってるのはアルミですけど…。
スリング系なので耐摩耗性に優れている気がします。あと接地面積が広い。satocさんのブログ記事によれば、耐切創性はあまり期待できないようですね。
別売りの「フリクションセーバー・プルージック」を装着してアジャスタブル化が可能です。

4、トイフェルベルガーのマルチスリング改
最近導入した新兵器です。トイフェルベルガー「マルチスリング」にDMM「リボルバー・ロックセーフ」を加えています。赤いリトゥリーバル・ボールで回収可能。ロープ系なのでやっぱ軽いです。これならハーネスにぶら下げてても気になりません。アジャスタブル化もプルージックすればいいだけですしね。

リボルバーをアンカーにしてるのが果たしてOKなのかどうか、我ながら疑問です。正直なところ、数ヶ月後にはスチールカラビナに交換してるかも。なんか気持ち悪いんです。あと支点付近の枝とカラビナが干渉する危険性が高いです。全くお勧めしません。
個人的にはメイン使用ではなくダブルクロッチとかリダイレクト用にぶら下げておこうと思います。マルチスリング単体でも色々と遊べますしね。

おまけ
仲良くしてくださっている先輩がRoca-eを使ってるんですが、「小リング側のプーリーの開口幅が小さいから、地上からのセットは実質無理だよ」と教えてくださいました。スプライスアイがちょうどすっぽり入る大きさなんですよね。なので、スローラインで誘導しても引っかかっちゃう訳です。その代わり、プーリーのおかげですこぶる快適とのこと。むむむ、素敵だなあ…。


ガースヒッチ式
5番、ARTのロープガイドが有名ですが、他にもトイフェルベルガーが販売しています。基本的にこのタイプはプーリーを備えています。すんごい快適。

短所は地上からのセットが絶望的に難しいこと。一応方法はあるんですが、私は一度も試したことありません。このタイプのセーバーを使うなら、SRTかダブルロープのフットロック技術がないと買っても使いにくいかもしれません。
そして回収もなかなか厄介です。ガースヒッチの輪をきつくしすぎると、もれなく回収に失敗します。スローラインを駆使しても、ガースヒッチ部分でややこしいことになってよく失敗します。ARTのダブルスナッパーは必須かと。

長所はプーリーの恩恵に与れること、枝のないところでも支点が作りやすいこと。デメリットに比べてメリットがそれほどあるように感じないんですよねー。現場を選ぶ気がします。状況に合致するとすごく便利なんですけど、すごく手間がかかる場合もあります。

5、ARTのロープガイド
私が所有しているのは「ロープガイド07」。もう既に廃盤になっています。写真ではダブルスナッパーも装着しています。セットしていない状態の写真を見るとさっぱり訳がわからないですよね。言葉で説明する気も起きないですし(笑)。

私はこれを買って、「スペシャルな道具は汎用性に乏しい」「すべてがうまくいく魔法の道具なんて存在しない」という教訓を得ることができました。確かに便利なんですが、セッティングに何かと手間がかかるので、ある程度大きい樹木のときに気が向いたら使う程度です。

もちろん悪い道具ではないです。使うとめっちゃ便利。でもこれひとつですべてを賄う気にはなれないっすねー。

【まとめ】
特にまとめることもないんですが、フリクションセーバーにも色々あって面白いですよね。私としては「100%回収可能なセーバー」があれば飛びついてでも買っちゃいます。まあ何とかなるだろうとたかをくくって、セーバーの回収に失敗した時の悲しさったらないですよね!

Sherrillの2012カタログでましたー

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コメントにて情報いただいたんですが、シェリルの2012カタログが出ましたよー!

入手方法は2通り。

1.ダウンロードする http://www.sherrilltree.com/International-Catalogs
こちらに個人情報を入力するとダウンロードできるようになります。テキトーに入力しても大丈夫な気もしますけど。フルページのPDFはめちゃ大きいので、間違ってもブラウザ上で見ようと思わないでくださいね。右クリック→対象をダウンロードしてください(ダウンロードもすごく時間かかりますけどね)。

2.10ドルで購入する http://www.sherrilltree.com/2009-Master-CatalogINTERNATIONAL
カタログだけを10ドルで購入できます。たしか送料込みだったんじゃないかな?間違ってたらごめんなさい。しかも、届いたカタログには10ドル分の割引クーポンコードが書いてあったと思います。PDFで見るよりも紙媒体で見るほうが便利ですので、こちらもオススメ。

まあとりあえずはPDFをダウンロードっすよねー。カタログの内容あれこれはまた後日!

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