その1
DMMのヒッチクライマーはダブルアイのフリクションヒッチ(ex.ミチョーカン、ディステル)と併用しないとほとんど意味がない。シングルアイのフリクションヒッチだと、プーリー部分とプレート部分がひとつに成型されている点が不利に働く場合が多い。
その2
カラビナの3方向荷重を絶対にしない場合、スプリットテイルシステムは複雑になる。そのシステムはカラビナを2枚使うことになるが、それをハーネスのどこに配置するか、案外悩ましい。個人的にリングなどの狭い空間に一緒に2枚配置するのは嫌い(目視点検がしにくいし、うっかりミスの原因になりそうなので)。
その際、ヒッチクライマーの3穴は非常に有効。だけどDMM「BAT XS」が発売された現在、ヒッチクライマーを選ぶ理由は減った。DMM「PINTO PULLY」という手もあるが、ちょっと使いにくいんだな、これが。
その3
ヒッチクライマーを使うなら、基本的にロープにスプライスアイがある方が有利。スプライスなしのロープで使う場合、ターミネーションノットとヒッチの干渉を避ける必要がある。私の知る限り、アウトドアショップKさんで紹介されている「ヌンチャク方式」(←勝手に私が名づけただけです)が一番ベストな気がする。http://works-odsk.jp/hpgen/HPB/entries/25.html
その4
ヒッチコードのアイスプライスがソウン方式(ex.シェリルのグリズリースプライス)だったり、ノットの場合、ヒッチの足が根本まで柔らかい為、クライミングラインのアイのちょっとした出っ張りでさえヒッチの頭が引っかかる場面がある。なので、スプライスアイ加工のクライミングラインを使っていたとしても注意が必要。
その5
ハーネスとの取り付け方によって、ヒッチクライマーが横を向く時と縦を向く時がある。横向きの場合はどちらでも好きにしたらいいが、縦向きの場合、プーリーorプレート、どちらを自分に向けるか結構悩ましい。最近はプーリーを自分に向けるのが好き。(プレートの穴にCEランヤードをつける機会があるので)
その6
ヒッチクライマーのプレート部分には3穴ある。一番下はハーネスとの連結&ヒッチコードの連結でファイナルアンサーとして、クライミングラインの末端を残り2つのどちらにつけるか、結構悩ましい。私は基本的に一番上にセットする。(真ん中にセットすると一番上の穴が使えない=CEランヤードが設置できない)
その7
ヒッチクライマー最大の弱点のひとつは「ロープのワーキングエンド側とランニングエンド側が近接しすぎる」点だと思う。これが原因で起こる不具合はかなり多いような気がする。あえてハウススリーブを使って、枝の直径を利用してロープ同士を離そうとした時もあった。たまにうまくいく。
その8
ヒッチクライマーをハーネスから上方に離して配置する方法がTreemagineersのガイドに載っているが、実際に有効活用している人を見たことがない。きっとメンドクサイからだろう。ちなみにガイドではWild Country「Ropeman mk1」を使っているのだが、これをKONG「DUCK」に変更するとうまくいかない。ふたつは似てるけど結構違いがあるんだね。
その9
ヒッチクライマーを使用中に完全にぶらさがりながらロープを登る場合、私はフットアッセンダーがないと無理。や、無理じゃないけど、90%やりたくない。登攀だけを考えるならダブルアイ系のヒッチよりブレイクスのほうが登りやすいと思う。ここが「ダブルアイvsシングルアイ」運命の分かれ道のような気がする。
その10
ヒッチクライマーの特徴のひとつは「プーリーが固定化される」ことだと思う。個人的にプーリーをフローティング化(例えばスナップを使って)するのは苦手。これも意見の分かれるところ。
その11
なんだかんだ言って、ヒッチクライマー最大の利点はヒッチシステム周りの見た目がすっきりすることだと思う。目視点検がしやすいことは良きことなり。
その12
なんだかんだ言って、ヒッチクライマー最大の長所は見た目がかっこいいことだと思う!あの曲線美に見とれちゃう。私の一番の相棒はヒッチクライマー(と、ズバット300)。見てるだけでやる気が湧いてくる。
極私的な結論
LOVEヒッチクライマー!






