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ダイナミック・クライミングライン・システムとスタティック・クライミングライン・システム

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ダイナミッククライミングラインシステム(Dynamic climbing line system)と、スタティッククライミングシステム(Static Climbing line System)について。

クライミングラインを使用する登攀技術には大別して2種類があります。実作業において、この分類を気にする必要はほとんどないんですが、知っておくと各種クライミングテクニックの整理がしやすくなるかもしれません。

Jeff Jepsonさんの名著「Tree Climber's Companion」の35ページに記載があります。

【ダイナミック クライミングライン システム】
クライマーが移動すると、クライミングラインも移動するシステム。要はDdRTシステムのことです。

クライミングラインが移動するって意味がわかるでしょうか。ええと、例えばDdRTのトップアンカーを想像してください。ハウススリーブなり、リングセーバーがかかっているはずですよね。それと接しているロープ部分をAとします。クライマーが登ったとき、AはDdRTのフリクションヒッチ側に移動しますよね。そういう意味で「移動」です。

で、クライミングラインが移動する=ダイナミック(動的)である。たったそれだけの事です。

特徴としては、トップアンカーに何らかのフリクションセーバーが必要。これがないと、ラインが動いた時に枝とロープが傷みます。

【スタティック クライミングライン システム】
クライマーが移動しても、クライミングラインは移動しない(=スタティック静的)システム。SRTとか、フットロックがこれにあたります。

特徴としては、まあ色々あるんですが、基本的に登攀システムと下降システムが異なります。つまりシステムチェンジが必要。例外もありますが(例:ヨーヨーシステム(RADS))。そして登攀システムのままで作業することは滅多にありませんし、そういう状況は避けるべきです。

スタティッククライミングラインシステムで一気に登りきって、別に用意しておいたDdRTで作業するという考え方があります。こんなとき、スタティックなクライミングラインをアクセスラインaccess lineって言ったり、アッセントラインasent lineって言ったりします。たとえばNew England Rope社の「Escalator」はそういう用途に設計されています。

【ダイナミックCLS vs スタティックCLS】
これはほとんど「DdRT vs SRT」と同じです。書き出すと長くなるので割愛します。(クライミングラインシステムって書くのが面倒になったので、CLSって略しています)

【余談:】
ちょっとこちらの動画をご覧ください。以前に友人のハリー君から教えてもらいました。フランスのほうで流行っている(いた?)、ダブルプルージックシステム(私が適当に名づけただけ)です。まあプルージックって言うよりスワビッシュSwabischですけどね。

なかなか面白いですよねー。フットロックとDdRTが共存できる点、Vリグシステムにすぐに移行できる点、なかなかファンキーです。私はやったことないですし、試す気もあまりないですけど。

この動画を見て、「おおー、これはダイナミックCLSとスタティックCLSが共存しているんだねー」なんて意見が言えると、ちょっと知識人っぽくなれます!これが言いたいだけの記事でした。


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